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社交ダンスは、日本ではソシアルダンス(Social Dance)と一般的に呼ばれています。しかし、日本以外では、英語でボールルームダンス(Ballroom Dance/舞踏室の踊り)と言うのが一般的です。

ところで、社交ダンスはダンスパーティで踊られるだけでなく、ダンススポーツとして、競技会も開催されており、この競技会で踊られる種目は、スタンダード5種目(ワルツ、タンゴ、スロー・フォックストロット、クイックステップ、ヴェニーズワルツ)とラテン5種目(チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブ)の合計10種目で構成されています。

このほかのジルバ、スクエア・ルンバ、マンボ、ブルースなどはパーティダンス種目と呼ばれています。

  1.パーティダンス種目
   

はじめての方はこちらからがお奨めですが、最近のパーティではあまり踊られなくなった種目もあります。

1)ジルバ 【Jitterbug】

ジルバは、第二次世界大戦中にアメリカで生まれ、 戦後日本に紹介されました。足首とひざを使ってバネをきかせてシングル・リンディ形式 (SSQQ)のリズムで楽しく軽快に踊るダンスで、パーティでも根強い人気を誇っています。 

ジルバに似たジャイブというダブル・リンディ形式 (Q&Q, Q&Q, QQ) のリズムを基調とする上級者向けの踊りもありますが、ジャイブはジルバ以上に疲れることもあり、パーティでは、ジルバの方がよく踊られています。

また、ジルバはクイックステップと同じ曲で踊ることが多く、クイックステップとジルバが同じフロアで踊られる光景もよく見かけることでしょう。
    


2)マンボ 【Mambo】

1930年代後半にキューバで流行したルンバにジャズの要素を加えて作られ、1940年代後半に世界的に知られることになりました。

マンボは、競技種目に入っていませんのであまり普及していませんが、男女が向かい合って楽しく踊ることができ、初心者も簡単に踊れるダンスです。しかし、最近のパーティでは、マンボの曲はほとんどかからなくて、代わりにチャチャチャの曲がかかっています。
    


3)ブルース 【Blues】

ブルースは19世紀後半にアメリカ南部で生まれました。ステップの数も少なく、ゆったりとした音楽でジグザグに移動するように踊るため、パーティの時も楽しく会話をしながら、雰囲気を味わえるダンスです。

パーティなどでよく踊られていましたが、最近はスローフォックストロットを踊る人が多くなってきています。
     


4)スクウェアルンバ 【Square Rumba】

ルンバにはスクエアルンバ(ボックスルンバとも言います)とキューバンルンバ(通常キューバンルンバのことをルンバと言います)があり、どちらもキューバから伝わってきました。

スクエアルンバは、四角に踊るのが特徴のゆっくりとした踊りです。スクウェアルンバは両手を使って踊るので初心者の方には、安心して楽しめる踊りと言えます。

しかし、競技種目ではないのであまり普及していないのが現状で、最近では、ルンバ(キューバンルンバのことです)が主流となって踊られることが少なくなりました。

     

 

  2.スタンダード種目(モダン種目とも言います)
   

スタンダード種目は、ヨーロッパなどで古くから踊られているダンス。エレガントで優雅な踊りです。

1)ワルツ 【Waltz】

ワルツは、オーストリアやドイツが発祥の踊りで、社交ダンスの中で最も古い歴史をもち、昔、ヨーロッパの宮廷の舞踏会等で踊られたテンポの速いウインナ・ワルツとイングリッシュスタイルのスロー・ワルツがあります。

一般に、日本でワルツと言われるのはイングリッシュスタイルのスロー・ワルツの事を言います。

ズン・チャッ・チャッという3拍子のテンポで右回りと左回りを、大きなスイングでゆったりとライズ&フォールしながら3拍子で踊るのが特徴です。 スタンダード種目の中でも一番人気があります。
    


2)タンゴ 【Tango】

タンゴにはアルゼンチンで生まれたアルゼンチン・タンゴとコンチネンタル・タンゴのふたつがあります。

ダンスのジャンルでいうと、社交ダンスのタンゴとアルゼンチンタンゴとは別の踊りになります。日本に伝わったのは主にコンティネンタルタンゴで、社交ダンスを踊るための舞踊音楽として伝わりました。

歯切れのよいスタッカートのリズムにのって情熱的に踊るダンスです。 膝をゆるめて低い姿勢でアップダウンせずに踊るのが特徴です。
       


3)スロー・フォックストロット 【Slow Foxtrot】

名前が「キツネの忍び歩き」に由来するダンスです。ワルツと同じでゆったり優雅に踊られますが、ワルツと違い4拍子なので、SQQ、SQQと踊りますが、このSカウントできちんと2拍とることが大事です。

ダンスに必要な姿勢やホールド、フットワークなどの基礎的な動きが多く含まれていますので、スローフォックストロットをマスターすれば他のダンスも上達すると言われています。

イギリスの名車がスーッと動いていくようなゆったりした動きで踊られます。

また、スローフォックストロットはブルースと同じ曲で踊ることが多く、パーティなどではブルースとスローフォックストロットが同じフロアで踊られることになります。
     


4)クイックステップ 【Quickstep】

クイック・ステップはスローフォックストロットの速いバージョンのようなもので、実際に1920年代スローフォックスロットから枝分かれしたというルーツを持ちます。

クイック・ステップと言うように、テンポの早い曲にのって踊られるダンスです。ダンスフロアーを飛んだり跳ねたり走ったりするように踊ります。

パーティでは、この曲の時に、ジルバを踊ることができますのでクイック・ステップとジルバが同じフロアで踊られることになります。

    


5)ヴェニーズワルツ 【Vinnesse Waltz】(ウィンナー・ワルツとも言います)

ウィーンの宮廷舞踏会などでもとっても有名な踊りです。軽快な3拍子に合わせて右回りと左回りのステップでクルクルと回転しながら踊るダンスです。普通のワルツの倍の早さで踊ります。

ステップの数は他の種目に比べると圧倒的に少なく、右回りをするナチュラルターン、左回りをするリバースターン、そして右回りと左回りを切り替えるステップのみで主に構成されています。
     

 

  3.ラテン種目
   

運動量が多く、明るく、楽しい踊りが特徴です

1)チャチャチャ 【Cha Cha Cha】

キューバが発祥で、ルンバが原型です。ルンバよりアップテンポの曲を、軽やかに楽しく踊ります。

ステップは、5歩から構成されていて、そのうち3歩は「シャッセ」と呼ばれる「開く・閉じる・開く」の動きを行います。ダンサーの床を叩くシャッセの音がチャチャチャと聞こえるところから「チャチャチャ」と呼ばれるようになったそうです。

ルンバと同じ名前のフィガーがいくつもありますので、 ルンバを学んだ方はすぐ踊れるようになるでしょう。

    


2)サンバ 【Samba】

サンバと言えば、ブラジルのリオのカーニバルで踊られているところを思い浮かべる方も多いと思います。

ブラジル生まれのダンスですが、社交ダンスではそのスタイルがヨーロッパで競技用に少し変化して現在のサンバになりました。

ひざと足首の屈伸と、ボディの伸縮をうまく使うことで生まれる、バウンスアクションという動きが特徴の踊りです。

     

3)ルンバ 【Rumba】(キューバンルンバのことです)

ルンバにはスクエアルンバ(ボックスルンバとも言います)とキューバンルンバ(通常キューバンルンバのことをルンバと言います)があり、どちらもキューバから伝わってきました。

現在の社交ダンスの主流はキューバンルンバです。キューバで生まれたルンバがヨーロッパに渡りイギリス風に洗練されたダンスをキューバンルンバと言います。

キューバンルンバは、男女が離れたり、近づいたりを繰り返し、愛の表現を行って踊る大人のダンスです。ヒップアクションに特徴があり、男性は力強く、女性はしなやかでセクシーな動きがとても魅力で人気の種目です。
     


4)パソドブレ 【Paso Double】

スペインの闘牛とフラメンコをイメージしたダンスです。一般的に男性を闘牛士、女性を闘牛に使われる赤いケープや闘牛にイメージして踊るダンスです。闘牛士の生死のやりとりを演じますので、全種目の中で一番緊張感が感じられるでしょう。

各ステップ毎にアクセントがありどちらかというと取り組みやすいダンスと言えますので、変化を楽しみながらドラマチックに踊りましょう。

     


5)ジャイブ 【Jive】

日本では、もともとジルバがパーティダンスの種目として親しまれていますが、ジャイブはダブル・リンディ形式 (Q&Q, Q&Q, QQ) のリズムを基調とする上級者向けの踊りです。

ジャイブはジルバにシャッセ(開く・閉じる・開く)の3歩のステップを加えたものと言えます。

テンポの早い動きになりますので、足首を上手に使って軽やかに踊るのがポイントになります。